妖怪、見たことあります? 地元で語り継がれる伝説の妖怪たち

2017.04.26
Higo_Amabie

「妖怪」と聞いて、何を思い浮かべますか? 鬼?天狗?それとも河童? 国語辞典で調べると、「人の理解を超えた不思議な現象や不気味な物体」とされ、古来より恐れられてきました。しかし一方で、その得体の知れない物体は時代を越えて、人々の好奇心の対象となっています。先日も妖怪で町おこしに取り組む県が話題になりました。今回は古くからの伝承を交えて、全国各地の様々な妖怪を紹介します。ディープな地元の妖怪の世界を覗いてみましょう!

九州の妖怪

ゲゲゲの鬼太郎でもよく登場して、知名度の高い「塗壁」や「一反木綿」は、どちらも九州がご当地です。また九州と言っても、沖縄や奄美大島では、本州ではあまり聞かない、独特の南方系のご当地妖怪が存在します。

アマビエ(熊本県)

江戸時代の新聞(瓦版)に乗ったアマビエ

image by: Wikipedia

「アマビエ」は、熊本では人魚の妖怪として知られているそうその姿は、首から下は鱗で覆われて三本足。くちばしがポイントです。

言い伝えでは、1846年頃から海中から現れては豊作や疫病などを予言する妖怪と言い伝えられています。瓦版と言われる、当時の新聞には、このアマビエの姿が描写され、人々にアマビエの存在が知らされました。


ケンムン(奄美大島)

『南島雑話』(奄美博物館蔵)に描かれたケンモン。人間のような表情も

image by: Wikipedia

奄美大島で昔から言い伝えられている「ケンムン(ヒーヌムン)」は、名前は違いますが、河童と同じ種類の生き物と言われており、頭にはお皿のようなものがのっています。サルのような顔立ちで、赤毛、けむくじゃらといった特徴があります。噂によると、相撲が好きだけど体臭がきついので、人間は相手をできなかったとか。いたずら好きですが、漁師の漁などを手伝ったり、島民からは親しまれた存在です。

奄美大島出身の人に聞いたところ、小学校の頃にはよく学校の先生からケンムンについて聞かされたそうで、島民なら誰もが知っているとか。ちなみに、タコが苦手だそうです。妖怪にも苦手なものがあるんですね!

また、一説には、沖縄の幸せを呼ぶ妖精「キジムナー」にも似ているという情報も。

 

塗壁(福岡県)

『稲生物怪録』に出てくる、塗壁のような妖怪

image by: Wikipedia

「ゲゲゲの鬼太郎」でもおなじみの「塗壁(ぬりかべ)」は福岡県遠賀郡の海岸で古くから伝えられる妖怪です。夜間に人間の歩行を阻む妖怪として知られています。行く手を塞がれたら、棒か何かで下のほうをたたくと消えるとか。他の地域にも、徳島の「ついたて狸」、高知の「野襖」などのような、塗壁のように道を通せんぼする妖怪にまつわる言い伝えがあります。道が通れない!と思ったら、それは塗壁のせいかもしれませんよ。

 

一反木綿(鹿児島)

土佐光信『百鬼夜行絵巻』

土佐光信『百鬼夜行絵巻』

こちらも『ゲゲゲの鬼太郎』でおなじみですね。知名度抜群の「一反木綿」は、実は鹿児島県肝付町に伝わる妖怪です。長さ10.6mの白い木綿のようなものがヒラヒラと空中を浮遊し、人を襲ったりする妖怪として知られています。見た目はソフトなのに、なかなかの強敵です。地元では、子供が夜遅くまで遊んでいると、「一反木綿が出るよ」と否めることがよくあるそうです。

 

次は中国・四国の妖怪を紹介。ぬらりひょんは岡山県の妖怪だった!?

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