標準語だと思ってた…上京して通じなかった悲しい「方言」たち

2017.02.01
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「すごい」を意味する方言が47都道府県それぞれ違っているという記事を紹介しましたが、日本列島にはまだまだ面白い方言がたくさんあります。そこで今回は地元の人がよく使う方言をまとめてみました。「えっ、これって方言じゃないの?」、「◯◯県の言葉、全然意味がわからない!」など、新たな発見があることを間違いなしですよ!

北海道「ザンギ」

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【方言の意味】
北海道:ザンギ(鶏の唐揚げ)

鶏の唐揚げのことを「ザンギ」と呼ぶのは北海道ではスタンダード。一説には中国語の唐揚げを意味する「炸鶏(ザーチー)」が変形して、ザンギと呼ばれるようになったとか。”唐揚げにしたもの”を指すことから、鶏の唐揚げだけではなく、「タコザンギ」や「イカザンギ」など居酒屋メニューなどではポピュラー。

他にも、「ぼっこ」(棒)、「押ささる」(勝手に押された状態のこと)、「ゴミ投げ」(ゴミ捨て)、「なんも、なんも」(なんにも、気にしないで)、など、北海道ならではの方言がたくさん。よく使う言葉ですが、道民は標準語だと思っていることがほとんど。

東北地方 「おしょうしな」「じぇんこ」

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【方言の意味】
青森県:なげっつ(泣き虫)
岩手県:あっぱ(お母さん)
宮城県:いきなり(すごい)
秋田県:じぇんこ(小銭)
山形県:おしょうしな(ありがとう)
福島県:けっぽる(蹴る)

「ありがとう」を意味する、山形県の「おしょうしな」は、主に山形県の米沢エリアで使われています。しかも、米沢市では、観光誘致や山形ファンを増やすため、ダニエル・カール さんやあき竹城さんらを『おしょうしな観光大使』に任命し、「おしょうしな」という言葉を積極的にアピールしています。ちなみに「おしょうしな」と言われた時は、「さすけねえ」(どういたしまして)で返しましょう!

秋田県の「じぇんこ」は、「銭っこ」から由来しているそうです。由来を知ると、なるほど!と思いますが、響だけではなかなかわかりませんね。

母を意味する岩手の「あっぱ」。福井ではまったく違う意味になってしまうそうです…。

 

次は関東です!

「青なじみができた!」が通じたら、茨城県出身。関東地方へ

関東地方 「あおなじみ」、「うっかく」

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【方言の意味】

茨城県:あおなじみ(青あざ)
栃木県:てばたき(拍手)
群馬県:しゃじける(ふざけてる)
埼玉県:うっかく(真っ二つに割る)
千葉県:もす(燃やす)
神奈川県:横入り(割り込み)

あおなじみができた〜!」と茨城の人が言ったら、それは「青あざ」のこと。しかも、全国共通語だと思っていることが多いそうです。

埼玉県では、真っ二つに割ることを「うっかく」と言います。
千葉では、燃やすことを「もす」と言いますが、「燃やさないで!」といったときは「もすな!」という使い方をするそうです。

 

次は中部地方です!

「つるつるいっぱい」「きときと」。見当もつかない北陸方言

北陸「つるつるいっぱい」「きときと」

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【方言の意味】
新潟県:ねまる(座る)
石川県:つるつるいっぱい(コップの水がいっぱいになっている状態)

長野県:りんごがぼける(日にちがたって美味しくないりんごのこと)
山梨県:わにわに(ふざける)
富山県:きときと(新鮮なさま)

福井県:のくてぇ(頭の悪い)

石川県の「つるつるいっぱい」もインパクトありますね。こちらは、福井県嶺北地方から石川県加賀地方でしか使われていないそうですよ。口に出して言ってみたい方言ですね。

「わにわに」も一度聞くと忘れなさそうな方言ですね。山梨県では、「わにわにしちょ!」(ふざけるな!)といった感じで使うそうですよ。

新鮮な、生き生きとした状態を指す富山県の「きときと」。こちらは、「きときと君」というご当地キャラにもなっています。

 

次は東海です!

東海地方の方言は「お金をこわす」「ささって」!

東海「お金をこわす」「ささって」

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【方言の意味】
岐阜県:お金をこわす(両替する)
静岡県:うちっち(私たち)
愛知県:ちんちん(熱い状態のこと)
三重県:ささって(3日後)

岐阜県では、両替することを「お金をこわす」というそうです。こちら、岐阜だけではなくて、愛知、富山などでも使われるというから、方言だと気づかずに使っている人も多そうですね。

三重県の3日後を意味する「ささって」も面白いですね。ちなみに4日後のことは、「しあさって」というそうです。三重県の人と待ち合わせる際には、この使い方を間違わないよう!

 

次は、近畿地方です。

近畿地方の「だんない」「どうきん」はどういう意味?

近畿地方「だんない」「どうきん」

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【方言の意味】

滋賀県:だんない(大丈夫)
京都府:ちょか(落ち着きない人)
大阪府:ちゃりげ (もみあげ)
兵庫県:どうきん(ぞうきん)
奈良県:おとろしい (面倒くさい)
和歌山県:ころもしな (とても)

兵庫県では雑巾のことを「どうきん」と言います。これは兵庫県南西部の播磨地方で話される方言である播磨弁ですが、この播磨弁はザ行とダ行の発音が混同するそうで、他にも、「ぜんぶ(全部)」を「でんぶ」、「せんざい(前栽)」を「せんだい」、「熱いぞ」を「熱いど」というそうです。

一文字違いですが、意味が全く通じませんよね。兵庫県出身者に聞いたところ、他にも、怖さいの意味である「つぶす」や、うしのことを指す「うら」もよく使うそうです。

滋賀県で、「だんない、だんない」と言われれば、「大丈夫、大丈夫」の意味です。

 

次は中国地方です。

「インドカレー」は岡山では全然違う意味だった!

中国地方「いんどかれー」、「はぶてる」

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【方言の意味】
鳥取県:どんどろけ(雷)

島根県:だんだん(ありがとう)
岡山県:いんどかれー(帰りなさい)
広島県:たう(届く)
山口県:はぶてる (すねる)

インドカレー???

岡山では「いんどかれー」は帰りなさいの意味だそうです。嘘みたいですが、本当だそうですよ!

すねるを意味する山口県の「はぶてる」は下関弁ですが、お隣広島でも使われるそうです。

 

次は四国エリアです。

四国地方の方言もユニーク。「机をかく」、「お腹がおきる」

四国地方「机をかく」、「お腹がおきる」

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【方言の意味】
徳島県:机をかく(机を持ち運ぶ)
香川県:お腹がおきる(満腹になる)
愛媛県:かやる(こぼれる)
高知県:ざんじ(すぐに)

ほの机かいて〜」と徳島県に言われたら、「その机運んでー」という意味。「かく」というのが、「運ぶ」の意味です。

他にも、「えっとぶり」(久しぶり)、「おひさん」(太陽)、「行くしな」(行く途中)、などは徳島でもよく使われるそうです。また、石川県では、コップいっぱいに入ってる水のことを、「つるつるいっぱい」でしたが、徳島では、「まけまけいっぱい」と言うそうです。

香川県では、「お腹がおきる」は、満腹になるの意味の讃岐弁です。徳島県でも使われるそうです。

 

最後は九州と沖縄エリアです!

全然わからない!?九州沖縄地方「離合」「ラーフル」

九州・沖縄 「離合」「ラーフル」

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【方言の意味】
福岡県:からう(背負う)、とっとーと
佐賀県:手まぜ(授業中に手で遊ぶ)
長崎県:ねまる(腐る)
熊本県:おひめさん(ものもらい)
大分県:離合(車がすれ違う)
宮崎県:みやがる(イキがる)
鹿児島県:ラーフル(黒板消し)
沖縄:チリ箱(ゴミ箱)

九州・沖縄地方の方言も個性的なものばかりが勢ぞろい!

例えば、熊本の「おひめさん」は「ものもらい」のこと。「昨日おひめさんになっちゃった!」なんていう使い方をするのでしょうか。

大分県ほか九州の一部では、車がすれ違うことを「離合と言うそうです。
(※九州の一部と書きましたが、京都や山口、広島などでも使われるそうです)

鹿児島では、黒板消しを「ラーフル」。もはや同じ日本語とは思えません!

 

以上、47都道府県の方言を紹介しました。普段、よく使っている言葉はありましたか? 自分が使っている言葉が方言かどうかは、他県の人と話さないとなかなか気づかないものですよね。

これを機に、隣の席の人に、その人の方言でぜひ話しかけてみてください。話しが思いのほか、弾むかもしれませんよ!

 

※一部、追加修正しています。

文・ジモトのココロ編集部

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