元プロレスラーの「コケ玉」教室が人気。青森・奥入瀬モスボール工房

2016.09.29
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こんにちは。ハリーです。最近、巷では若い女の子を中心に「苔(こけ)」が、密かながらも熱いブームを迎えていることを、みなさんご存じでしょうか? ハイキングがてら「ルーペ」と「霧吹き」を持参し、自然の中に生息する苔の観察にでかける女子、通称「苔女(コケジョ)」も増えてきているそうです。

実は苔って、ルーペでよく観察してみると、そこは小さな森林みたいになっていて、自然の神秘が感じられるんですよね。じっくりと苔と向き合う時間は「癒し」の効果もあるといわれております。

奥入瀬渓流の「苔」

十和田湖から太平洋側へ流れ出る「奥入瀬川」の上流にある「奥入瀬渓流」は、空気湿度が高く、苔が生育しやすい場所です。

近年の調査では、奥入瀬渓流内には「約300種類以上」の苔が確認されていて、2013年には日本蘚苔類学会により「日本貴重なコケの森」に選定されました。

世界遺産の「屋久島」と同じくらい、奥入瀬渓流は貴重な自然のある場所なのです。

こけ玉職人、起田 高志さん

奥入瀬渓流の入り口にある「奥入瀬渓流館」

ここでは、十和田八幡平の詳細を学ぶことのできる展示物や、様々なお土産などを購入することもできます。

そして、奥入瀬渓流館の中にある「奥入瀬モスボール工房」

モスボールとは「こけ玉」という意味。奥入瀬に生育している苔、シダ、樹木をモチーフに、苔むした岩を「こけ玉」に見立て、「小さな奥入瀬」を表現しているそうです。

この「こけ玉」が非常に可愛らしいと、最近はコケジョをはじめ子供から大人まで、大人気らしいのです。それほどまでに、苔には不思議な魅力があるのでしょう。

そして、奥入瀬モスボール工房では「体験教室」を通して、実際に「こけ玉」を制作することができちゃうんです。

その講師をしてくださるのが、この方「起田 高志(おきた たかし)さん」

こ……強面だな…って思いました?(笑) これは写真用のキメ顔(?)らしく実際はとてもフレンドリーで優しいお方なのです。

そして、なんと「元プロレスラー」という輝かしい経歴をお持ちで、かつてはリングの上で、大活躍していたとか。

引退後、地元である十和田市へ戻り、握るものが「コブシ」から「コケ」となり、職業は「プロレスラー」から「プロモスラ―」になったそうです。

こけ玉を作ってみた!

起田さんに講師をお願いし、実際に体験教室で「こけ玉」を制作してみました。

こけ玉に使用するコケは、起田さんが契約農家から仕入れた素材のみを使用しております。奥入瀬渓流は国立公園の特別保護地区及び天然保護区域ですので、コケを含む、すべての自然物の採取は禁止されているのです。

コケ玉中央に植える植物を一本選ぶことから始まり、用意された苔をニギニギ……

最初は、なかなか思うように苔を丸めることはできませんが、起田さんの優しいアドバイスと楽しいトークで、誰でも簡単にコツを掴むことが可能です。

作り手のセンスによって、その形は細長かったり丸かったり。どれも「個性」が現れて、作ってみると面白いんです。

最後にお好みで、こけ玉に「目」をつけて完成!!

いい感じに仕上がりました!

作ったコケ玉は、箱に入れて持ち帰ることができます。

「小さな奥入瀬渓流」があるだけで、インテリアが華やかになりますよ。

私たちが作ったこけ玉は、起田さんから名前をもらって「タカシくん」と名付けました(笑)

デザートも絶品だった!

体験教室のあと、奥入瀬渓流館の中で「こけソフト(350円)」を頂きました。

大人気の「奥入瀬牛乳ソフトクリーム」に抹茶パウダーとチョコソースをトッピングした特製ソフトです。

苔に覆われた奥入瀬渓流の岩をイメージして作られたソフトクリームはさりげない「甘さ」と「ほろ苦さ」が見事に融合された至福の味でした。

さらに頂いた「コーヒーフロート(500円)」

奥入瀬渓流館でも販売されている奥入瀬源流水を使用し、12時間かけてじっくりと抽出した特製コーヒー。奥入瀬牛乳ソフトと珈琲を同時に味わえて、とても美味しかったです。

どちらも「渓流館」に立ち寄る際は絶対に食べたいグルメですね。

奥入瀬渓流を、もっと深く知るために

今回の「こけ玉」制作を通して感じたのは、奥入瀬渓流の魅力は地元に住んでいる我々が思うよりも、遥かに深いものだということでした。

十和田八幡平の大自然が生んだ奥入瀬渓流が美しいのは、人の目に近い高さで「苔」が元気に生きているからなのだなと思いました。

そんな「苔の魅力」を知る為には、やはり苔に手で触れてみる機会が必要で、「自らの手で丸める」という作業は、癒しを生むと同時に自然をもう一度見つめなおす、素晴らしい機会のように感じました。

高い志を持ち、奥入瀬の魅力を世界へ発信し続けている起田さん。彼が作る「こけ玉」に触れ、あなたも自分だけの「こけ玉」を丸めてみてはいかがでしょう?

きっと、奥入瀬渓流と苔の持つ本当の魅力を、もっと知りたくなるはずですよ。

◆こけ玉作り体験教室

苔を丸めて「小さな奥入瀬」を表現しよう!

奥入瀬渓流館
青森県十和田市大字奥瀬字栃久保183
Tel: 0176-74-1233
9am~4:30pm(年中無休)

開催時間:9:00~16:30 ※火曜定休 ※冬季(12月〜3月)は休業
作業時間:30分程度
場所:奥入瀬渓流館
対象年齢:5歳以上

詳しくは公式ページからどうぞ!

※正確な情報は直接お問い合わせください。

 

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【著者プロフィール】ハリー (フリーライター):北東北を中心とした耳よりな情報を雑誌やWEBマガジンに寄稿し、細々と全国に発信している。得意分野はオートバイでの旅、アウトドア全般などで、暇さえあれば取材がてら駆け回っている。

 

記事提供:「青森日和
(※こちらの記事は、”青森の魅力を発信するウェブマガジン”「青森日和」より許可を頂いて掲載しております)

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