台風情報でよく聞く「南大東島」がトリビアまみれの島だった

2017.08.16

トリビア2:誕生は赤道付近。年間7cmずつ移動を続け、独自の進化を遂げる島

島全景

一面にサトウキビ畑が広がる島の全景。

大東島について語るとき、何よりも際立つのはその独特な地形と固有性です。島は約5000万年前に赤道付近でサンゴが隆起してできた環礁で、一度も大陸とつながったことがありません。

永い歳月の間に地殻変動を繰り返しながらフィリピンプレートに乗って北西方向に移動し、現在大東島と呼ばれているのは、海底4000mの山の頂上わずか2%が海面上に出ている部分。と聞くと、なんだかずいぶん壮大な島に思えます。ちなみに今でも年間7cmの距離で北西方向に移動しているというのも驚きで、まさにまだまだ進化の途中にある島なんですね。

 

余談ですが、ご存知のように日本列島や琉球列島が位置するのはユーラーシアプレート。大東島は、プレートが異なるため地震国家の我が国において“最も地震の少ない島”でもあるんです。

島全景

凹凸がなく、どこまでの平な大地が広がっているのがわかります。

島はドリーネと呼ばれる真ん中に行くほど海抜が低くなるすり鉢状の地形で、断崖絶壁、砂浜はひとつもありません。島の中程にはドリーネに水がたまり池や湖となっています。島の要である港は、断崖絶壁の岩を爆破して切りたもので、島に上陸するためには港からコンテナで荷物も人間も釣り上げてもらう必要があります。このコンテナ詰めの上陸シーンは大東島名物の珍百景的風物詩となっているので目にしたことがある人もいるのではないでしょうか。

入港時のコンテナ

これぞ大東島名物!の入港時のコンテナ。

コンテナ上陸を体験したくて船で大東島入りをする旅行者も少なくありません。ちなみに、船でのアクセスは那覇の泊港からフェリーで15時間。週1〜2便の運行ですが、海上の状況により港に入れないこともしばしばなので、船旅を選択の場合はよくよく天候と相談のこと。飛行機なら那覇から1時間ちょっととなり、1日1〜2便運行されています。

小林繭
東京生まれ、湘南生息中のフリー編集ライター。沖縄、ハワイ、島、旅モノやロハスネタを発信中。All About沖縄ガイド。目下、踊れる編集ライター目指し趣味のフラメンコに取り組む日々。

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