それで…世界遺産どこ?佐賀県の三重津海軍所跡が見えなさすぎて話題

2015.09.30
みえない世界遺産、みえつ。みえない世界遺産、みえつ。

2015年7月に世界遺産登録が決定した「明治日本の産業革命遺産」。九州・山口を中心に各所の遺産で構成されているんですが、その中に佐賀の「三重津海軍所跡(みえつかいぐんしょあと)」があります。海軍所の跡地ということはさぞかし大規模で迫力満点なのかと思いきや、えーっと…どこにあるの??

三重津海軍所跡

「ここが三重津海軍所跡です!」

ここが三重津海軍所跡らしいのですが、ただの広場にしか見えません。

そう、実はこの遺産、地上からは見えないんです。

見えない世界遺産「三重津海軍所跡」

三重津海軍所跡全景写真(真上)/ 佐賀市教育委員会 提供

三重津海軍所跡全景写真(真上)/ 佐賀市教育委員会 提供

三重津海軍所とは、元は江戸時代にかけて佐賀藩が設けた、御船屋(おふなや)という船を管理する場所でした。幕府が長崎海軍伝習所を設置したことをきっかけに、佐賀藩は多くの藩士を派遣し、航海や造船の知識・技術を学ばせ、そこで学んだ技術を藩内に広めるために、御船屋があった三重津に御船手稽古所(おふなてけいこしょ)を設けた、というのが三重津海軍所の始まりです。

三重津海軍所跡ドライドックの発掘調査風景

三重津海軍所跡ドライドックの発掘調査風景 / 佐賀市教育委員会 提供

明治時代には規模拡大とともに、船の操縦や射撃の訓練だけでなく、船の修理や建造まで担う場所(ドック)になります。1865年には日本初の実用蒸気船となる「凌風丸(りょうふうまる)」をここで完成させました。三重津海軍所跡は発掘調査を経て、日本に現存するものとしては国内最古のドックであることが判明し、明治日本の産業革命遺産では、「モノづくりの心」を残す遺産として、登録されています。

見えない遺産を見る方法

残念ながら現在遺産は地中に埋まってしまっているため、その地を訪れても見た目はただの広場。しかし佐賀市では、遺産が見えないという方のために、三重津海軍所跡を見る3つの方法を動画で教えてくれています。

1.透視能力を身につける

三重津海軍所跡

見えるっ…見えるぞっ!!(動画はこちら

 

2.地底人になる

三重津海軍所跡

佐賀の地底人も佐賀弁がお上手(動画はこちら

 

3.明治時代にタイムスリップする

三重津海軍所跡

白衣を着ても、全然説得力がありません!(動画はこちら

もちろん3つの方法を実践することはできないので…

4.世界遺産の上で愛をさけぶ

三重津海軍所跡

叫んだら見えるの?(動画はこちら

世界遺産の上で愛を叫ぶと三重津海軍所跡が見えてくるのかはさておき、もっとお手軽な方法があります。

VRスコープで160年前をリアルに体感

佐野常民記念館

佐賀市 提供

佐野常民記念館では、160年前の三重津海軍所跡の様子をVR(バーチャルリアリティ)スコープで体感できる「三重津タイムクルーズ」を設置しています。ドライドックの復元模型や原寸大パネル、三重津海軍所跡で発掘された遺物なども展示されています。

佐賀県の地味すぎる世界遺産「三重津海軍所跡」のPR動画は特設サイトから見ることができますよ。

サイト:みえない世界遺産、みえつ。

三重津海軍所跡

住所:佐賀県佐賀市川副町大字早津江字元海軍所31番他

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