下北沢らしさがここに。看板はクリーニング屋、中身はスパイス料理店

2015.09.02
hishimo

再開発が進む東京都世田谷区下北沢・通称「シモキタ」で、ここ数年個人的にとっても注目しているのが下北沢一番街商店街です。阿波踊りでも知られる下北沢一番街ですが、昔は銭湯があったり(現在は銭湯の形を残した古着屋)、駄菓子屋があったり(朝5時まで営業する「大人の駄菓子屋」)、おかずパンが美味しいパンやさんがあったり(新しいオーナーになって存続)…と、本当にジモトの人々の生活に密着したお店が集まるザ・商店街でした。

今ではシモキタの街もおしゃれなカフェやショップが増え、「憧れの」とか「おしゃれな街」という枕詞付きで雑誌で紹介されるようになっても、我関せず飄々と我が道を歩んできたのが一番街です。それぞれに世代交代を迎え、時代とともに少しずつ変化してきているのですが、チェーン店に埋め尽くされた駅周辺とは対照的に、どこまでも「人の顔が見えるお店」がこの商店街の心情。

古き良きシモキタを引き継ぐ、元クリーニング屋のスパイス料理店

hishimo

そんな一番街の気になる存在が、クリーニング店の看板をかかげた一見不思議な飲食店「hishimo」

hishimo

昭和初期のドライクリーニングフランス社

創業大正12年と聞くと驚きますが、老舗のドライクリーニング屋「フランス社」が、スパイス料理専門店hishimoとして4年前にオープンしたもの。お母さんのご実家を継ぐ形で、3代目での業種変えと相成った運びです。フランス社の看板のまま飲食店営業しているのは、当初は飲み屋兼クリーニング屋の予定だったからだそう。

hishimo

写真中央・オーナー菱川さんとスタッフ

「一人暮らしだとクリーニングに出したものを取りにいく時間がないじゃないですか。夜までやっていて飲んだり食べたりできるお店でクリーニングって絶対ニーズがある!」と、ひらめいたのは3代目オーナーの菱川さん。

結局、飲食とクリーニング業の両方を兼業するのは法律的に難しいということがわかり、今に至るわけですが。お店を始めるにあたり、スパイス料理店にした理由も「パクチーやスパイスが好きだけれども、なかなか食べれるお店がなかったから」と、気持ちがいいくらい単純明解でシンプルなのが好印象です。

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小林繭
東京生まれ、湘南生息中のフリー編集ライター。沖縄、ハワイ、島、旅モノやロハスネタを発信中。All About沖縄ガイド。目下、踊れる編集ライター目指し趣味のフラメンコに取り組む日々。

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