乳白色のお湯で人気「3日入れば3年風邪をひかない」長野の白骨温泉

2018.02.07

なにゆえ白骨? 「白骨温泉」の名前の由来

夜の「泡の湯」

それにしても日本の古い地名には神さまと関係性が深そうな場所がたくさんありますが、「白骨」という名前はインパクト大。間違って“はっこつ”と読んでしまうとかなりオドロオドロしいです。もともと「白骨」とも「白船」とも呼ばれていたそうで、その名前の由来は温泉成分に含まれる石灰質に。実際に「白骨温泉」へ行って湯船につかってみるとわかるのですが、浴槽や床には鍾乳洞の中で見られるような真っ白な文様が見られるのです。

 

一見、石のように見えますが、これは実は木の浴槽に石灰質がたまったもの。山深い「白骨温泉」の浴槽は木で造られているのですが、そこに沈殿・凝固した石灰質が文様を描き、それがまるで人骨のような模様に見えることから「白骨」の名がついたのだとか。大正時代に中里介山の長編小説『大菩薩峠』で白骨温泉の表記が登場してからは、呼称は「白骨」で統一されるようになったのだそう。

 

屋号ならぬ湯号。温泉情緒あふれる白骨の魅力

現在「白骨温泉」郷には十数箇所の源泉があり11軒の温泉宿が建ち並びます。

宿すべてが異なる源泉を持つのでそれぞれ微妙に特徴の違う温泉が楽しめるとはなんて贅沢でしょうか。豊富な湯量に恵まれるのでもちろん湯は源泉掛け流し。源泉によって異なりますが「白骨温泉」は基本的に源泉の温度が熱過ぎず入浴にちょうどいいという恵みの湯。加水も加温もせず、湧き出でたままの湯に入れる宿もあります(宿によって源泉の温度が低いと加温している場合もあります)。

 

地球の中から湧き出たそのままの状態の掛け流しの温泉につかるという行為は、自然の恵をだだ漏れでいただいているようなもの。立地、湯の温度、湯の成分などなど考えれば考えるほど数々の条件が奇跡的にそろったのがここ「白骨温泉」なんです。ザ・パーフェクト! これだけの条件が揃うとはまさに神秘の湯と呼ぶのにふさわしい温泉です。

それぞれの宿には「あらたまの湯」「泡の湯」「ことしろの湯」など湯号がつけられているのも風情があって素晴らしいのですが、この湯号は湯の質や環境などの特徴をあらわすもの。数々ある日本の温泉郷の中でもこのように湯号で呼びあうのはとても珍しいとのこと。なんだかそんなところも温泉情緒あふれる感じがよいのです。

 

小林繭
東京生まれ、湘南生息中のフリー編集ライター。沖縄、ハワイ、島、旅モノやロハスネタを発信中。All About沖縄ガイド。目下、踊れる編集ライター目指し趣味のフラメンコに取り組む日々。

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